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個人民事再生の事例

個人民事再生の事例1-Dさん(40歳)会社員・家族は妻1人、子供1人の場合。

Dさんは8年前にマンションを購入し、現在も月10万円の住宅ローンを支払い続けています。

5年前に、会社が倒産し、今の会社に転職するまでの間、住宅ローンの支払いのために、毎月10万円程度を、消費者金融から借りました。

しかし、借金が約400万円(毎月20万円)にも膨らみ、Xさんと妻のパート収入を合わせてもとても支払える額ではなくなっていました。

住宅ローンもまだまだ残っていた(2000万円)ため、「自己破産」をするしかないと考え、もうマンションは手放すしかないと諦めていました。

しかし、インターネットで「個人民事再生」という方法を知り、マンションを手放さずにすむかもしれないと思い、相談に来ました。

Dさんは、住宅ローン含めて毎月15万円ぐらいなら返済していけるとのことでした。そこで、専門家から
個人民事再生を勧められました。

個人民事再生とは、借金の総額を5分の1または100万円のどちらか多い額まで、減額することができ、それを3年で返済するもので、住宅ローンがある場合は、原則的に従来どおり住宅ローンを支払い続け、その他の借金についてのみ、減額することができるということでした。

結局、Dさんは、個人民事再生の手続きを行い、住宅ローンを除く借金は100万円まで減額されました。つまり、毎月住宅ローンの支払いとして10万円、その他の借金の返済として約2万8000円の返済(3年間)、合計約13万円の支払いをしていくことになりました。

個人再生の事例2-Eさん(25歳)会社員・独身。「月収-手取りで約22万円」の場合。

借金の総額は500万円、で毎月の返済額は12万円、家賃7万円です。Eさんの場合、収入の約22万円から、借金の返済額12万円、家賃7万円、さらに食費や光熱費などを差し引くと赤字になってしまいます。この結果、借りては返すという悪循環に陥っていました。

経済的負担の少ない破産手続きに着手する案件でしたが、本人の希望によりどうしても破産だけはしたくないということで、小規模個人再生手続きを取ることになりました。

相談の結果、家計簿を作成し収入から支出を差し引いた場合、毎月5万円が返済可能額となりました。

3年間での返済額は、総額100万円となり、月額約2万8000円を36回払いで返済していくことになりました。

個人再生の事例3-Fさん(33歳)会社員の場合。

家族は、専業主婦の妻と、4歳の子供が1人です。月収は手取りで約35万円、借金の総額は700万円、家賃10万円です。株式などの、特に高額な資産はありません。

給与所得者等再生手続きというのを知り、専門家に相談することにしました。

給与所得者等再生手続きでは、借金700万円の人の場合、140万円と総収入から費用を政令で定める費用を引いた可処分所得の2年分と高額な資産を処分した額の3つのうちもっとも高い金額が返済額となります。

Fさんの1年分の費用は政令では340万円となり、可処分所得は80万円です。2年分だと160万円となりますので、これを3年間で、毎月約4万4000円を返済していくことになりました。

この、給与所得者等再生を利用できるのは、
・個人(法人は不可)
・債権総額が5000万円以下であること(住宅ローンは含まない)
・給与またはこれに類する定期的な収入を得る見込みがある者
・給与または収入の変動幅が、年収ベースで1/5以内であること

という要件を満たす人です。


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